防火対象物の関係者は、消防設備等(特殊消防設備等)の設置に係る工事が完了した場合において工事が完了した日から4日以内に消防長又は消防署長に届け出ること。
消防法では、工事完了後果して消防用設備の設置が技術上の基準に従って行われているかどうかを容易に判断できるようにするために、消防用設備等の種類ごとについて試験をし、その試験結果を試験結果報告書に記入して届け出ることを義務づけられています。
また、連結送水管試験基準に基づく放水試験方法は、送水口から動力ポンプにより、防火対象の高さに応じた圧力で送水した場合、放水圧力が最も低くなると予想される放水口で、放水用器具を用いて放水し、連結送水管の最遠での放水圧力が0.6MPa以上である事を確認し、連結送水管放水 試験の結果を届け出ることを義務づけられています。 (消防法第17条3項2号・消防法施行規則第31条3項)
■ 当社は、自主放水試験、消防立ち会いの放水試験を行っております。
検 査 測 定 車 |
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水 槽 付 動 力 ポ ン プ 車 |
圧 力 測 定 器 |
放水圧力測定器ピトーテスターPAT. |
試 験 実 施 者 |
試験実施マニュアルに基づき、 消防設備士、点検資格者等の 消防技術者が担当 |
■ 全体のイメージ図
1. 連結送水管放水試験の事前準備
連結送水管放水試験を実施する以前に、雨樋、排水場所の確認をします。
2. 連結送水管の配管耐圧試験
検査測定車(水槽付動力ポンプ車)より連結送水管設備の送水口から設計送水圧力まで加圧し連結送水管耐圧性能試験を行います。
※連結送水管耐圧性能試験中に減圧・漏水などの異常が見られた場合、状況に応じて、外観点検、漏水の確認、バルブ類の再確認、緊急排水、試験の中止を行います。
3. 連結送水管放水試験
検査測定車(水槽付動力ポンプ車)より連結送水管設備の送水口から加圧し、最遠の放水口より連結送水管放水試験を行います。
4. 連結送水管放水試験結果報告書を作成
放水試験の実施結果を報告書にその場で記入し、
当日連結送水管放水試験結果をお渡しすることが可能です。
5. 連結送水管放水試験済シールの発行
連結送水管の放水検査試験済証に試験圧力と試験実施日を刻印します。
刻印した試験済証を送水口プレート等に貼り付けます。